10月6日(水) 中銀のメイレーレス総裁は三日、原油高騰の不確定要素で石油関連企業に警鐘を鳴らした。またインフレへの影響が給与の調整を直撃することで、原油高騰を視野に入れたマクロ政策の再調整に入ることを、中銀は通告した。財務相も世界経済の一時的落ち込みは、あり得ると述べた。高騰の原因が単なる重要の増加なら、国内のインフレへの影響は些細とみている。
それ以外の複雑な原因がからんでいるなら、世界的なリスクだと述べた。
◎
世界的リスクについて五つの懸念がある。一、米国の公定歩合の引き上げと輸入の減少。二、米英や中国で超低金利時代に購入した不動産債務で不履行の可能性。三、中国経済の減速で輸入急減。四、テロ拡大で世界経済が、得体の知れない恐怖に直面している。五、省エネ努力をしたのでオイル・ショックは、避けられるという見方だが、原油価格がバレル当たり五十ドルで定着するのを恐れている。折角到来した景気回復も、リスクの洗礼を受ける。
◎
オンライン市場が年々伸び、しかも低率インフレで人気をよんでいる。統計によるとオンライン市場の利用者は、三七%が世帯当たり所得三千レアルから八千レアルの層という。男性六〇%、女性四〇%。年齢は二十五歳から四十九歳が、七一%で圧倒的に多い。五十歳から六十四歳と十八歳から二十四歳が一二%づつ。学歴は五七%が大卒、二一%が大学在学中、一四%が高校生。 ◎
コピー薬品の八月生産高が、昨年同月比で四一%増となった。同業界最大手のMedleyとEMS二社は、ポルトガルに本部を持つため大量にEU向け輸出をしている。コピー薬品は各国で厳しい薬剤規定があるので、不慣れなブラジル企業が直接EUへ飛び込むのは困難視される。両社とも次の標的に、米市場への参入を狙っている。
タグ:原油