10月12日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】今月三十一日行われるサンパウロ市長決選投票で、支持率の世論調査でセーラ候補が五一%、マルタ候補が三九%となったことが報告された。白紙投票および未定が一○%だった。
データフォーリャが七日と八日にかけて一千七百二十七人を対象に調査したもので、誤差は上下二%としている。前回第一次投票ではセーラ候補が四三・五六%に対し、マルタ候補は三五・八二%と八ポイントの差が生じたが、今回の調査では十二ポイントと差が広がった。
各層別では二十六才から四十才までが、それぞれ四六%と分かち合った以外、全てでセーラ候補がリードしている。二十五才までは五○%対四○%、四十才以上は五六%対三四%となった。また初等教育卒業層では五一%対四一%、中等教育が四八%対四一%、大学卒は六○%対三二%と大きく水を空けている。また最低給料十倍以上の高所得層は六一%対三三%、五倍から十倍までが五二%対三九%、五倍以下の低所得層では四九%対四一%と差を締めている。これに対し拒否反応つまり絶対に投票をしないとしたのがマルタ候補に対し四二%だったが、セーラ候補は二九%にとどまった。
データフォーリャの主席調査員はこの結果を踏まえ、現段階でセーラ候補がリードしているが、選挙は水もので今後の選挙活動でどう転ぶか断定は禁物だとしながらだったマルタ候補の拒絶姿勢がこれまで第一次選挙での世論調査でも四○%を超えなかったのが、今回四二%に上たのが気になる現象だと注目している。