10月16日(土)
ブラジル日本都道府県人会連合会(中沢宏一会長)は十四日午後四時から北海道交流協会会館で臨時代表者会議を行い、来年の第八回日本祭り実行委員長として有北和田之示(ゆきみ)奈良県人会長を選任した。
中沢会長は有北・奈良会長を推薦するにあたり、「女性が実行委員長になるのは初めてで驚くかもしれないが、彼女がやり遂げられるよう執行部は全力をあげて応援する」と語った。
出席した二十九県人会代表ら三十三人ほぼ全員が挙手賛成した。
就任の挨拶にたった有北奈良会長は「最初話を聞いたときは、夜も眠れないほど心配しました。みなさんからご協力いただけると説得され、受けすることを決めた」と胸中を語った。
さらに「日本祭りにおける各県人会婦人部の活躍は目覚しいが、相応の評価がされていない。開催地を決定するのに関して、透明な決定プロセスを守っていきたい」と抱負を述べた。
中沢会長は「大事なことが一つ決定した。すぐにでも実行委員長を中心に、各委員会を作っていってほしい」と要請した。海外日系人大会出席などのために、中沢会長は十三日から十一月五日まで訪日する。
来年の日本祭り開催地に関しては、田端稔・第七回実行委員長から報告が行われたが、代替候補として挙がっているイミグランテ会場、サンボードロモ、アニャンビー、ヴィラ・ロボスのうち、見積りが来たのはイミグランテのみで、事実上、進展は見られなかった。
現行地の州議会駐車場に関しては、高野隼士・山梨会長から「できるだけ同じ駐車場でやってほしい」との申し入れが強調された。