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暴走車18人を轢く=歩道の若者らの列に突込む

10月19日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十七日】サンパウロ市南部ビラ・オリンピア区で十六日午前○時十分、暴走者が歩道に乗り上げて十八人を轢くという事故が発生した。これにより十六才の女子が死亡し十七人が重軽傷を負った。事故を起こした車はその場から逃走したが、同日午前、運転手は自宅で逮捕された。運転手は事故の後にギアをバックに入れて猛スピードで逃走する際にも数人を轢いていることから、道交法違反のほかに、故意による致死罪が適用される。
 事故が起きたのはアルボラダ通りのディスコの前で、入場しようとしていた若者ら二十人が歩道にいた所に車が突っ込んだ。目撃者によると、車は猛スピードで、ハンドルを切り損ねて歩道に乗り上げた。さらに車はバックする際にも数人をはね飛ばしたという。逮捕された運転手は、リンチされると思い、怖くて逃げたと述懐している。またフェスタの帰りだったが飲酒運転は否定しているという。