10月19日(火)
ブラジル岩手県人会(千田昿暁会長)は十七日午前十時半から臨時総会を開催し、定款の改正案を承認した。約三十人が出席、高橋信夫さんが議長に任命された。
まず、千田会長と多田マウロさん(ポ語)から改正案の趣旨や変更点の説明が行われた。今年初めから理事会で討議されてきたもので、基本的には新民法にのっとった形への定款内容の改正。新民法では年内改正が期限だ。
既存の定款は四十八項目だが改正案では七十四項目に。今まであいまいだった理事会の役職と人数も明記され、それぞれの役職の権限もはっきりさせた。「違反、処罰、抗弁」なども新しく章立てされ、除名処分される場合の具体例などもあげられている。
質疑応答の後、採決がとられ、全員一致で決議された。千田会長は「新定款は欠席者にも配布します。みなさんに読んでいただき、さらに会活動への協力をお願いします」と語った。
菊地義治相談役は「二〇〇八年は移民百周年であると同時に、県人会創立五十周年でもあります。もっと二、三世が活動に参加し、日伯交流が盛んになるよう私なりに力を尽くしたい」と、来週、東京で開催される海外日系人大会へ参加する意気込みを語った。
総会後、十一時過ぎから交流懇親会となり、婦人部(田中保子部長)が用意したカニの煮汁に豆腐ときのこを加えた「カニの潮汁」や刺身、各会員が持ち寄った一品などを食べながら二時ぐらいまで楽しく歓談し、親交を深めた。