10月22日(金)
アラブ系移民の記念誌「25 DE MARCO」が二十一日、出版された。祖国はシリアやレバノン、アルメニアだが、一束にトルコ人と呼ばれた。元祖はタマンドァテー川の辺で始めた貧弱な露店市。露店商から25に店を開けた出世第一号は十九世紀末、ベンジャミン・ジャフェだった。同氏は生活苦にある後輩の面倒を見、商品を回した。25は二五%他よりも安いことがモットーだった。家賃も安かった。
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トランスバンクの四百七十万レアル強奪事件で一味は五日、付近に住宅を八万レアルで購入したことが判明した。住宅の地下室に、トンネルで掘った土を隠した。住宅の購入者は、新聞記者のファチマさん(37)。住宅の売却人と購入者が警察に召喚された。記者は昨年、身分証明書を盗まれ住宅は購入していないという。売却人は不動産事務所の仲介で、ファチマを名乗る女性に住宅を売却したと供述した。
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ロンドンの監視カメラは、市民が外出したら必ず撮影され何時どこにいたというアリバイが成立する仕組みだ。ブラジリアも最近急増した犯罪の防止に備えて、設置計画を立てた。有識者の間ではプライバシーの侵害と異を唱えるが、当局はやましいことをしていなければ恐れる理由がないと反論した。いつも監視され、即時にコンピューターが情報を提供する警察国家の始まりのようだ。
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脳に障害のある胎児の中絶を認めたメーロ最高裁判事の仮判決を取り下げ、最高裁が裁判所の許可なく中絶を行うことを七対四で禁じた。仮判決撤回は、カトリック教会の要求に応じたとされる。最高裁判事のサイトには、宗教信条が個人の基本的人権を束縛するや低俗的判断などの抗議の嵐が舞っている。表決には同中絶を行った妊婦や医師を、犯罪として起訴しないとの但し書きもある。