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残り一週間のサンパウロ市長決選=セーラ氏の優位不動=IBOPE調査=現市長の気迫空回り
10月23日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】ゴールに向けて最終直線コースに入ったサンパウロ市長決選だが、世論調査によると、セーラ候補の優位は揺らがず、対立候補のマルタ現市長に十四ポイントの大差をつけた。
IBOPEがTVグローボ局の委託を受けて、十八日から二十日の間に一千二百四人を対象にアンケート調査を行った。それによると、支持率はセーラ氏が五一%、マルタ氏が三七%となり格差を十四ポイントへと広げた。白紙および未定は一二%。誤差は上下三%とのこと。調査では、これから先の支持の変更はあり得ないと回答したのがほとんどだった。前回十一日に行われた調査ではセーラ氏五二%、マルタ氏三九%だった。マルタ氏が二ポイント下げた原因についてIBOPEの政局担当者は、マルタ氏がこの間に、テレビやラジオでの選挙運動でのセーラ氏への個人攻撃とPSDB党の姿勢、とくにカルドゾ前大統領とアウキミンサンパウロ州知事の批判に終始したのが、選挙民の反感を買ったと分析している。さらに現市長としての市民との対話や呼びかけが不足したと見ている。その例として地区別に見ると、東部では格差が前回の九ポイントから十ポイントに、南部では十三から十五へ、北部では十六から十三に下げたものの、その代わりに都心部と西部では二十から二十七へと伸した。年齢層では、五十代以上が六六%対二一%と圧倒した。均衡したのは十六才から二十四才までのマルタ氏の四六%対四五%のみだった。このほか、性別、所得階級別、学歴別ですべてセーラ氏が優位だった。
マルタ氏が逆転劇を演じる最後の機会は、二十九日にTVグローボ局が行うテレビ公開討論会だが、マルタ氏がいかなる「隠し兵器」があるかが注目される。