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日本語祭り賑わう=「奨励」のプログラムたくさん=親子連れで楽しい1日

10月26日(火)

 ブラジル日本語センター主催の「第二回日本語祭り」が二十四日、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区の同センターであり、終日、多くの来場者で賑わった。全伯幼少年作品コンクールの授賞式、新ロゴマークの発表、第二十五回サンパウロ日本語スピーチコンテンストなどプログラムが盛りだくさんだった。
 会場には絵画、作文、硬筆、毛筆などの作品が展示され、親子連れなどを楽しませた。「思ったことが素直に、表現されている」などと感想が聞かれていた。焼きそばなどの売れ行きからみて、五、六百人の来場者数だったようだ。昨年を上回っていたというのが、実感だ。
 日本語センターは日本語普及センターからの改称に伴なって、ロゴマークを募集していた。採用作品が決定。この日、お披露目された。
 作者は、奥美奈子クラウジアさん(二世、29)。日・伯両国旗を組み合わせて描いた。審査委員長の豊田豊さん(造形作家)は「筆跡に力強さがあり、センターが堅実で強く発展していく意味合いが感じられた」と講評を述べた。
 スピーチ・コンテストには、サンパウロ市内をはじめ、ドウラードスやアサイ、ミランドポリスなどから二十二人が出場。将来の夢、家族、カルチャーショックなどをテーマに熱弁を振るった。
 生け花教室があったほか、「こどもコーナー」では折紙、お手玉、紙芝居などが企画され好評を得ていた。
スピーチコンテストの結果は次の通り。各カテゴリーの優勝者だけ。【十五歳】滝浪晃爾、【C】レオナルド・ヴィトル・フィルモ・カヴァレイロ、【B】太田聡、【A】熊本早レイラ、【特別賞】セルジオ・デ・ソーザ・島田、【理事長杯】熊本早レイラ。(敬称略)。
 このほか、大阪─サンパウロ市の姉妹都市提携三十五周年を記念して、大阪に関わりのある優勝者が、同市に招待される。