10月26日(火)
海外日系人訪日制度は今年行った第三十七次をもって打ち切りになったが、ブラジル日本都道府県人会連合会(中沢宏一会長)では、継続を働きかける材料として「高齢移住者里帰り調査」を行っている。
県連では「この調査は、里帰りを継続していただくために調査する目的のものであり、里帰りを約束するものではありません。多くの方々がおられれば日本政府に働きかけ実現に向けて陳情したい」としている。
訪日制度の条件は(1)外国に移住しておおむね五十年以上経過した者、(2)日本に一度も帰国したことがない者、(3)渡航および滞日中の健康に問題がない者、(4)訪日するための経済負担能力に乏しい者、(5)日本に受け入れ親族縁者のいる者。
ただ、移住時に年少でだった人、例えば一歳で移住して現在五十一歳の人も有資格者だが、「適当とはいえない」としており、今後さらに「(6)七十歳以上の者」という条件を付け加える。これら全ての条件に合致する人は、三十日までに事務局(11・3277・8569)へ連絡を。