10月27日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】国際原油価格の高騰を反映してペトロブラス(石油公団)はガソリン価格四%、ディーゼル価格六%の値上げを行った。(上げ率は精油所渡しで税抜き)。これにより全国平均でガソリン・スタンドでの値上げ幅はガソリンがニ・五七%となった。ペトロブラスでは末端価格の値上げが予想以上に大幅なことに驚いている。
これによりガソリン価格は平均で、従来のリットル当りニ・一三五レアルからニ・一九レアルとなる。ペトロブラスの試算によると、ガソリン・スタンドの利益は一ニ・五%増のリットル当り〇・ニ六七レアルになるという。サンパウロ市内では全国平均よりも高いニ・九%の値上げで価格はこれまでのニ・〇ニ四レアルからニ・〇八三レアルとなった。リオ市内は上げ幅が低く一・七六%にとどまり、価格はニ・一五三レアルからニ・一九一レアル。スタンド業者は、当初値上げをしても競合が激しいため、徐々に値上げするのが通常だと説明している。