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南米大陸横断中阪本さんコルンバ着=あと最終地まで4000キロ

10月28日(木)

 [南マ州、カンポグランデ」南米大陸横断マラソン中の阪本真理子さん(57、奈良)が、十月十日正午、当地に到着した。まず千キロを走破したことになる。ちょうど連休中だったので、街の中心地でも走る車が少なく、セントロを走り抜けた。
 午後からも走り続け、バルゼア・アレグレ移住地の近く、テレーノ市まで脚をのばし、小野田牧場に宿泊。当地在住の坂神背圧師に軽く揉んでもらい、疲れを癒した。
 翌十一日、前日走るのをやめた地点まで引き返し、六十キロ流し、午後六時から、阪本さんの大陸横断話を聞いて駆けつけた、バルゼア・アレグレ移住地の人々との歓談が行われた。
 おりしも、その夜は、グァタパラ移住地から再移住した、鈴木重男さん宅の「持ち込み居酒屋」のイナウグラソンで、移住地組合の役員らが阪本さんを大歓迎、残り四千キロの無事走破を祈って乾杯した。(里晋平さん通信)
 [南マ州、カンポグランデ]阪本真理子さんは、天候にも恵まれ、南マットグロッソ州に入っても、猛暑にも遇わず、州内を走り抜けた。バルゼア・アレグレを出て四百キロを一週間で走り、十月十八日正午には、無事、コルンバの町に入った。
 パンタナルでは大鳥トゥユユの大歓迎を受けたり、ミランダから一直線の道では、大きなアナコンダに二度も出くわして大慌てだった。ただ、夜、車にひき殺された動物はあわれだった。また、アキダワナの近くではトゥカノも〃長い顔〃を見せた。(写真は、アキダワナ付近の州道で、左から同行者の稲垣さん、阪本さん、自転車で伴走したペルー人フェルナンデスさん、通信者の里晋平さん)