10月29日(金)
検察庁は二十七日、TVグローボのドラマ「マイス・ヴォセー」で放映された女性同士の格闘シーンが、時間帯の内容に相応しくないとする判断を下した。グローボは、法令に全く抵触しないと反発している。女優の演技も真に迫っているが、十五回殴打したらしい。テレビ視聴率では五十八ポイントで、上々の成績であったようだ。
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リオ賭博マフィアのボス、カルリニョ・カショエイラことカルロス・ラモスを賭博CPIから解放してやるとして、アンドレ・ルイス下議(PMDB)は謝礼四百万レアルをボスに請求した。同下議は報道関係者から事実関係を追及され、移動に航空機を避け自動車で行動していた。ところがアニャンゲラ街道で二十七日、大型トラックに前方を塞がれ、電柱に激突した。生命に別条なし。
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サンパウロ市アリカンドゥーバの第六十六警察署に二十七日早朝、PCC(首都第一コマンド)のメンバー八人が押し入り、宿直の警官二人に暴力を加え、パトカーの中に押し込んだ。署の中にあったピストル二丁と自動小銃一丁、機関銃一丁、防弾チョッキ二枚を一味は持ち去った。また同署に拘束されていたPCCメンバーも連れ去った。
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名誉棄損訴訟が流行っている。裁判所は、これら訴訟をバタタ・フリッタ(フライド・ポテト)と呼んでいる。レストランで出た料理が不味いという苦情に始まり、先付け小切手を約束日より早く預金した。空港では飛行機の離陸が遅れ、アラームは用がないのに鳴るから損害賠償をしろと裁判所を煩わしている。裁判所は同類の名誉毀損が、法の対象にならないので迷惑だといっている。