11月2日(火)
コクエラ入植八十五周年を記念した第十四回ふるさと祭りが六、七日にコクエラ日本人会館で開催される。開会式は六日午前十時から。
野菜、果物、花卉などの農産物の展示即売展や、四十の出店が焼きそば、うどん、シュラスコを提供。六日は正午過ぎからコスモス楽団、福島県人会の太鼓、盆踊り、最後は午後九時から十五分ほど花火も打ち上げられる。七日は十一時からビンゴ、傘踊り、ビデオケ、閉会式が行われる。
主催の同日本人会、塚原忠男会長は「できるだけ多くの人に来てほしい」と呼びかける。実行委員の斉藤マリオさんは「みんなコクエラ生まれの二世ですが、昔からの伝統を継続してがんばっています」という。
ふるさと祭りの前身は、二十回続いた「桃と養鶏祭り」だったが、桃生産や養鶏をする人がいなくなったので、「コクエラを出た人が帰ってくるような祭り」という願いを込めて現在の名前に変えた。計三十四回にもなる、モジ最古の入植地らしい伝統の祭りだ。
三十年ほど前の最盛期には約四百家族が住んでいたが、現在は二百五十余り。五年前までは八十人いた青年部も、デカセギなどの影響で現在は二十人程度だという。