11月4日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】サンパウロ州保安局広報課は一日、二〇〇四年第3四半期に発生した犯罪についての白書を発表した。
それによると、サンパウロ州、サンパウロ市の発生総件数はそれぞれ四十九万八千七百二十四件、十四万八千百九十件で、九五年に四半期別の統計を取り始めて以来過去最高を記録した。サンパウロ州は前年同期比で二・一%、サンパウロ市は〇・九%の増加。
内訳をみると、強盗殺人、自動車強盗、窃盗、自動車盗難が増加する一方、強盗全体(州で一〇・六%、市で一二・九%)と殺人(州で一三・七%、市で二三%)は減少した。サンパウロ州で軍警による殺人は三・九%、逮捕者数は一二・七%減少した。サンパウロ市では強盗殺人が前年同期比で八〇%(三十から五十四件)へと急増している。