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音楽治療の成果を=コンサートで披露

11月4日(木)

 福祉施設などで音楽による知的障害者や高齢者の治療を行っているブラジル療育音楽ボランティア協会(頃末アンドレ理事長)は七日、「ドレミ音楽祭」をサンパウロ市のBUFFET GORDEN HOUSEで開催する。午後一~四時。施設の入所者ら二百五十人が出演し、日頃の成果を披露する。
 同協会の会員は主に、こどものその、希望の家、憩いの園などの職員や関係者。日系社会福祉施設や、非日系の知的障害者教育施設で週一回定期的に活動を行っている。
 一定のリズムが知的障害者らによい刺激を与えると言われており、療育音楽では打楽器を用いることが多い。音楽祭でもカスタネットやタンバリン、太鼓などを伴奏しながらリズムに合わせ童謡を合唱する。
 「福祉団体が力を合わせて、みんなボランティアでやっている団体。ぜひこの機会に活動を理解していただきたい」と、頃末理事長は参加を呼びかけている。
 音楽祭は今回で十六回を数える。当日は同協会の産みの親である、東京ミュージックボランティア協会の赤星建彦会長も日本から駆けつけるという。
 入場無料。午前十一時~正午の間、地下鉄ペーニャ駅から会場まで無料の送迎バスあり。
 詳細問い合わせは11・5572・4339(同協会)まで。
 会場の住所Av.Condessa Elizabeth Robiano,2100。