11月9日(火)
ニッケイ・ゴルフ界にジュニア選手が華々しくデビュー――。六、七日アルジャー・ゴルフクラブで行われた第三十五回ブラジル・ニッケイ・ゴルフ選手大会で、十七歳の高校生、平井ユーゴ選手(サンフェルナルド)が五十四歳の強豪、津嘉山敏夫選手(サントス)を三差で破り、初出場で優勝した。
さらに、女子の部でも若干十五歳のカルラ・ジロット選手(アルジャー)が、二差で中村るり子選手(42、カンピーナス)のV3を阻止し、こちらも初出場での快挙となった。
また、シニアの部(五十五歳以上)では、ベテラン沢田マリオ選手(57、アルジャー)が優勝し、健在振りを見せつけた。
七州二十三クラブから百九十五人の選手が参加した今大会は、ジュニア選手の活躍で劇的な展開がみられた。今後の全伯ニッケイ・ゴルフ界のさらなる躍進が期待できそうだ。
同大会はブラジル・ニッケイ・ゴルフ連盟(野村義人会長)主催、ニッケイ新聞社、アルジャー及びPLゴルフ・クラブ後援、ヤクルト商工、味の素の協賛。ホンダ、NGK、パナソニック、バリグ及びタン航空などが協力。
来年の三十六回大会はPLゴルフ・クラブで、十月一、二日の二日間。野村実行委員長が日程を発表すると、参加者は早くも次大会へと気持ちを切り替え、闘志を燃やしていた。
その他、各部門の優勝者は以下の通り。
男子A▼吉川レオナルド(バストス)女子A▼鶴リージャ(バストス)女子B▼三井カルメン(テレゾポリス)シニアA▼丸井マサル(サンベルナルド)、シニアB▼沢田マサキ。