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鍛えられた卒業生=西村農工校、来月37人送り出す

11月11日(木)

 ポンペイアの西村俊治農工学校は、十二月四日午後七時より同校体育館で「第二十一回卒業証書授与式」を挙行する。〇二年、四十四名が入学し、三十七名が三年間の高校生活を終えて卒業する。
 クラス委員長のマルセウ・セイチ・フリハタさん(サンタ・カタリーナ州サンジョアキン市)と、ペドロ・セルジオ・シモネッチ・フィーリョさん(リメイラ市)の二人に卒業前の心境を聞いた。
 実家がリンゴ農家だというマルセウさんは、ポンペイアの気候に慣れるのにも一苦労した様子。「家族や実家の日本食を懐かしく思った日もあった」という。
 ペドロさんの実家は、ミカン栽培を営む。バイーアから来ていた農業技術者のすすめで入学した。「専門の果実以外にも、将来役立つ様々なことを学んだ。三年間苦しいこともあったが、友人たちと離れ離れになるのはさみしい」と話した。
 卒業生は今後、ブラジルや米国で約一年間の実習生活に入る。