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バス事故立て続けに発生=2日間で犠牲者は26人に

11月12日(金)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十一日】ゴイアス州南西部マウリランジア市の国道四五二号線六二キロ地点で十日早朝、サトウキビ畑作業員二十人を乗せたバスとトラックが衝突し、バス運転手と作業員十九人が即死、二人が重軽傷を負った。トラックの運転手は無事だった。
 連邦道路警察によると、バスはラゴーア・デ・バウジーニョ市から畑のあるマウリランジア市に向かっていた。バスの整備状態は悪かったという。トラックはミナス州ウベラーバ市を出発し、プロパンガス五百本をゴイアス州サンタ・エレーナ・デ・ゴイアス市まで運ぶ途中だった。
 カーブに差しかかった時、トラックがバランスを崩し反対車線に入ったと運転手は警察で供述した。衝突した二台は崖から五メートル下に転落、バスは大破。トラックは二トン過積載の状態だった。運転手は救急車を呼び、現場に残り逃亡を図らなかったため、取調べを受けた後、釈放された。ただ過失致死罪で告訴される可能性は残されている。
 また、九日夜、アラゴアス州マセイオー市では工場に向かっていた通勤バスがアルコール製造後の残留液を貯めていた池に転落、七人以上が死亡、十一人が負傷した。消防隊員らは十日午後まで救出作業を続けたが、バスに乗っていた正確な人数は不明という。事故原因は前輪の車軸が折れたか、タイヤのバンクとみられている。同現場では二年前にも事故が発生し、五人が命を落としている。