11月12日(金)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十一日】百五十人近くからなる集団が十一月二日以降、サンパウロ市南部ジャルジン・サン・ローレンソ区の統一教育センター(CEU)建設予定地を占拠しつつある。彼らはホームレスではなく、ファベーラの住民。
侵入者らは、サンパウロ市次期市長にセーラ氏(PSDB)が当選したことを受け、侵入を開始した。「セーラ氏に建設する気がないなら、この土地は空き地になる。だから侵入した」とリーダーは話す。セーラ氏は選挙運動中、CEUを二十四も新たに建設する必要があるかどうか見直すと訴えていた。
CEUは再選を狙っていたマルタ市長の公約の一つで、CEUは現在二十一あるが、さらに二十四カ所に建設する計画だった。区の広報局は侵入者らがテントや小屋を建設するたびに監督官らがそれを壊しているので、占拠されたとはみなしていない。