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堀村大使を歓迎=公式訪問した南、北両パラナで

11月17日(水)

 [ロンドリーナ]掘村隆彦駐伯日本大使は、去る三日から三日間、パラナ州を公式訪問した。州政府要人、日系主要団体役員と懇談、友好関係を増進した。ロンドリーナで日伯文化連合会会館を訪ねた際、西森ルイス・パラナ文化運動連盟理事長(州議員)に「若者たちの現状」について質問、理事長は「自主的な活動を促したほうがいい。移民百周年祭では、モノをつくるより、人材育成により力をいれたい」と持論を述べた。
 大使は、三日、ブラジリアからクリチーバに飛んだ。夜、萩生田浩次クリチーバ総領事主催の夕食会に出席、クリチーバ文援協、パラナ日伯商工会議所、日系企業の代表らと会った。
 四日、エルメス・ブランドン議長の招きを受けて州議会を、ついでロベルト・レキオン州知事を州政庁に表敬訪問。知事は、「日伯両国の企業関係者らがもっと頻繁に話し合いができる場を設けるべきだ」と提案した。州知事主催の昼食会に出席のあと、クリチーバ市役所を訪問、谷口カシオ市長と懇談。夜は、日系主要団体共催になる歓迎夕食会でくつろいだ。
 五日は、ロンドリーナ・モデル校の生徒たちに出迎えられ、パラナ日伯文化連合会へ。北パラナ日系社会の指導者たちとひざを交えた。この日は多忙で、ローランジア開拓移民センターで記念植樹、マリンガに移動。マリンガ文協で昼食ののち、和順会老人ホーム、サンフランシスコ・シャビエル協会と福祉施設を二つ訪ね、パラナ公式訪問をしめくくった。(中川芳則通信員)