11月18日(木)
「お世話になっている陶芸家たちと一緒に成長したい」というのは、陶器や彫刻などの造形作品を扱う工芸店『ゆう』(サンパウロ州ビニェード市)の鈴木基代表だ。十九、二十日、同市近郊に住む陶芸家や画家、織物工などの作品を集めて初の慈善バザーを開催する。午前十時から午後六時まで。
バザーは同市が後援し、市内の精神障害者施設の入居者が作った手漉き紙やしおりなども出品される。利益の一部は入居者などを対象にした折り紙教室の費用に充てられるという。
陶芸や絵画のほか、竹細工やガラス細工、墨絵なども販売。陶芸家の生駒憲二郎さんが手ろくろを使い陶器作りを実演するなど、各作家による簡単な講習会も行われる予定。
案内に来社した彫刻家の秦正春さんは、動物の鳴き声が出る木の彫刻を出品する。手のひらサイズのカエルから、一メートル四十センチのワニまである。
鈴木代表は「サンパウロからも来て頂きたい」と呼びかけている。
詳細問い合わせは19・3876・1698。住所Av.Pascoa Zanetti Trevisan,609-Vinhedo-SP。アニャンゲーラ街道七十五キロ地点から入る。