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美容形成手術、年に37万件=脂肪吸引、シリコン注入多く

11月19日(金)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十九日】昨年、六十二万千三百四十二件の形成手術がブラジルで行われた。うち約六〇%に当たる三十七万四千二百七十一件が美容を目的とし、そのうちの八一%を女性が占めた。
 これらの数字は、ブラジル形成手術協会(SBCP)の依頼でギャラップ・オーガニゼイションが、全国で実施された五百件の手術をサンプルに調査した結果判明したもの。結果の信頼性は九五%。
 美容目的の形成手術の内容は、脂肪吸引(二十一万千六十件)が最も多く、乳房(シリコン注入、八万五千四十三件)、顔面(まぶた形成、六万六千百六十二件)、腹部と続く。十四歳から十八歳までの若者は、美容形成手術全体の約一三%を占める。男性の割合も高まりつつあるという。
 SBCPのカレイロン会長によると、今回の調査結果は、年間約八十万人が形成手術を受ける米国に次いでブラジルが第二の形成手術大国であることを表したという。第二位になる理由として、「手術するために世界各地から人々がブラジルにやって来るように、医師のレベルが高いこと、外見を気にするブラジル人が多いこと、手術費がそれほど高くないこと」を同会長は挙げた。