11月19日(金)
サンパウロ市郊外にあるファベーラ「モンチ・アズール住民協会」で、恒例の日本祭りが十七日から始まった。今年は、モンチ・アズールが二十五周年目を迎えたこともあり、二十一日まで五日間に渡ってプログラムが進行、名称も「日本文化週間」としている。
期間中は、着物や写真の展示、日伯の若者同士の交流会など、これまでに無かった新たな試みを交えながら、書道教室や折り紙教室、日本文化の発表会などを通して住民に日本文化を伝える。
十九日までの前半三日間は、七歳から十五歳までの子ども約百人を対象に、書道教室を開き、昼食として焼きそば、おにぎり、カレーライスなどを振る舞う。
二十日は、エスペランサ婦人会、琉球国祭り太鼓、新体道ブラジルなど日系団体の協力を得て、盆踊りや空手、童謡など日本の音楽や武道の発表会を開催。また、会場に着物、折り紙、写真などを展示する。
最終日は、「日伯若者交流会」。モンチ・アズールに暮らす若者と日本ブラジル交流協会第二十四期生とが、それぞれの恋愛観をテーマに話し合ったり、一緒にスポーツをしたりしながら、互いの理解・交流を深める。
交流協会第二十四期生として同住民協会で研修中の上田永久子さん(22)が中心となって、企画・運営をすすめてきた。