「おしゃれに我慢はつきもの」とよくいう。より美しく見せるためにヒールの高い靴を履いたり、体を締めつけるような服を着たり、女の努力は涙ぐましい。
世界三大瀑布・イグアスーの滝に来ても、女の、というより日本人女性たちの〃我慢〃は続く。
つばの広い帽子、サングラス、首にはスカーフ(かタオル)で完全武装。もしかしたら長袖のシャツも着ていたかもしれない。白い肌にシミやシワを残すまいと、気温二十五度を超える暑さの中、肌の露出を最小限に押さえようとする忍耐力はアッパレとしか言いようがない。
ただ、こんな姿をしていては、観光客であることは一目瞭然。イグアスーならまだしもリオデジャネイロやサンパウロを歩くなら、多少の覚悟が必要だ。 (国)
04/11/19