11月20日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】ブラジル地理統計院(IBGE)のデータによると、工業部門の雇用は九月に前年同月比で三・五%増加し、二〇〇一年一月以来の高い伸びを記録した。前月比では一%増と、五カ月連続の増加となった。
同院工業部門担当のペレイラ氏によると、生産量の増加が雇用増につながり、〇四年に入って以来、同部門の労働市場は漸進的に回復しつつあるという。前年同月比をみると九月に機械設備(一六・五%)、自動車(一一・二%)の部門で増加が著しい。
前月比で二カ月連続で減少していた同部門の労働者の所得も、九月にはプラス〇・三%と増加に転じた。前年同月比では一〇・二%増、今年一―九月では九・二%の増加。雇用の回復が所得増の要因と同氏はコメントした。