11月24日(水)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十三日】ハルトゥング・エスピリト・サント州知事の要請を受け、リオに駐留していた陸軍の治安維持部隊二百四十人が同州ヴィットリア市に出動した。目的はバスターミナルの治安維持。政府は部隊の駐留期間は未定と発表した。
十八日未明以降、同市では十台のバスが放火された。顔を覆い隠した男らがカリアシカ市とヴィラ・ヴェーリャ市で三台のバスに乗り込み、金を奪い、乗務員と乗客らを降ろさせた後、放火した。十九日午後十時ごろにはヴィットリア市中心部と周辺地区で二台、二十日夜には三台のバスが襲撃された。二十一日には軍警がターミナルと主要バス停を警戒していたにもかかわらず、さらに二台のバスが放火された。これにより知事は同日、陸軍の出動を法相と国防相に要請した。
バス放火犯は犯罪組織のメンバーで、命令は刑務所内から出されていたとみられる。また、州保安局によると、違法バス営業者らや組合運動家らが放火した可能性もあるという。二十二日までに三人の容疑者が逮捕された。
ヴィットリア市と周辺地域では二十一日八時以後、武装した護衛が同乗するためにバスの運行本数が減らされ、二十二日と二十三日の二日間、スクールバスを利用する州立、私立校は休校となった。