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亜軍艦、伯軍艦を誤射=合同演習中に標的誤る

12月2日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙一日】二十九日午後九時半ごろ、リオ州カーボ・フリオ沖三百キロ付近で合同演習を行っていたアルゼンチン海軍の軍艦がブラジルのフリゲート艦を誤射し、五人が負傷した。
 両艦はフラテルノ作戦と名づけられた合同演習に参加。事故の詳細を海軍は発表していないが、関係者筋によると、アルゼンチンの軍艦は、ブラジルのフリゲート艦から発射された照明弾を機関砲で撃つ予定だったが、フリゲート艦を誤射したという。砲弾の破片などで負傷したブラジル兵四人とアルゼンチン兵一人は、ヘリコプターで海軍病院に運ばれ手当てを受けた。五人とも傷は軽く、うち三人はすでに退院した。
 被弾したフリゲート艦は、リオ海軍基地に横付けされ、軍の技術者により事故状況を検証されている。こうした事故が両国の関係に影響を及ぼさないことを示すため、アレンカール副大統領・国防相は一日、下院で開かれる伯亜セミナーに参加する。