12月3日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】リオ州軍警の司令官は一日、全警官出動のもとに年末の市内治安強化に乗り出すことを宣言した。
隣りのエスピリト・サント州で陸軍エリート部隊が治安維持に出動したことから、リオ市民から同様の対策を取るようロシーニャ州知事の圧力がかかった。軍警としては威信にかけてでもやり遂げるというもの。このため軍警では十二月の有給休暇は極力少なくし、休日返上で全員の出動を命じた。その上で武器を含む全ての必要資材を投入するよう命じた。
これによりナタルの買い物客でにぎわう中心街や商店街にはパトロール隊を、ファベラを囲む山間地帯に山林部隊を、グアナバラ湾には海上パトロール隊を配置する。さらに今月中に三度にわたるファベラ掃討作戦を行い、麻薬や武器の適発と行うとしている。