12月7日(火)
[ロンドリーナ]天理教は立教百六十七年。ロンドリーナ天理教会は、去る十一月二十七日、創立五十周年を迎えた。同日午後二時から、村田雄治ブラジル伝導庁長によって、全伯八十二カ所の天理教会の代表者と所属の信者の参加のもと、五十周年記念祭と三代目の会長就任報告祭が行われた。
ロンドリーナ教会は、田中筆吉氏によって創立され、十一年後、子息の田中吉視氏が二台目を受け継ぎ、三十九年間つとめ、今回の五十周年の節目に、田中忠博パウロ氏の就任となったもの。
同教会は、ロンドリーナ市の中心部に四千五百平方メートルの広大な敷地を持っており、過去には、日本語学校や柔道道場が設けられた。現在は、日本舞踊や浪曲、民謡の練習場としても活用されている。
パラナ州におけるブラジル天理教の支部教会はロンドリーナのほか、アサイ、マリンガ(二カ所)、マリアルバ、シアノルテ、ジュサーラ、クリチーバにある。ロンドリーナ教会は、近くアセル(ロンドリーナ日伯文化協会)の本部会館売却によって、日系団体のサロン活用がふえるのではないかとみられる。(中川芳則通信員)