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海底油田大国ブラジル=埋蔵量は全世界の10%占める

12月10日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】埋蔵量が豊富で開発が可能な海底油田を持つ四大国にブラジルも指名された。英国ウッド・マッケンジー誌がこの程発表したもので、ブラジルのほか、アンゴラ、ナイジェリアおよびアメリカのメキシコ湾を海底油田のエリートと位置付け、メキシコも油田が見つかる可能性があると付記している。これにより現在のOPEC(石油輸出国機構)が主に内陸油田を抱えるのに対し、将来の新勢力となるだろうとみられている。
 同誌は各国の石油メジャーに資料を供与し、こうしたランキングを発表する専門誌で、ブラジルの海底油田は現在の備蓄量百二十六億バレルの一四三%に当たる、百八十一億バレル相当の埋蔵量があるとしている。全世界の埋蔵量は一千八百億バレルと予測、ブラジルはその一〇%を占めるという。
 海底油田は通常深さ一千メートルの海底を発掘するため高度の技術を要するが、それでも近年開発された新油田の三分の二は海底となっている。エスピリト・サント州のバレイア油田で史上最高となる埋蔵量二十五億バレルの油田と、サントス沖で発見された大規模の天然ガス鉱床はさほど深くはない。深海採掘で定評のあるシェルとペトロブラス(石油公団)が共同でブラジル沿岸六カ所を採掘することとなり、これによりペトロブラスは世界でリーダーの地位を確立したと同誌は位置づけている。
 今年の石油メジャー投資ランキングでブラジルは七位となった。過去一九九九年にはトップとなったがペトロブラスの独占権行使によりランキングを下げた。そのため市場開放を決めた中東に目が向いたという。しかし今年に入って二度の採掘権入札を行い、外国に門戸を開いたことで、投資家もブラジルに注目するだろうとの見方を示している。

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