12月10日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】サンパウロ市民の半数以上が自宅近辺の歩道の整備状況に不満を抱いている。公共交通機関協会が初の試みとして行った市内交通についてのアンケート調査によると、五九%が「悪い」もしくは「最悪」と答えた。
調査は二千三百人を対象としたもので、これ以外では、市内バス六一%が良好もしくは最良と答え、市民は満足している結果となった。さらにメトロについては九二%が賞讃している。パッサ・ラピド(バス専用車線)も八五%の高率で支持され、ビリェッテ・ウニコ(乗り継ぎ可能乗車券)も五四%と、好評を得た。
強い不満が出た歩道はレボウサス大通りで、今年初めに工事で壊されて以来、いまだに修復されていない。穴は空きっ放しで、さらに工事用器具や土砂が積まれているため歩行できず、車道を歩く破目となっている。
同協会の調査によると、交通事故のうち一八%は車が直接関与せず、歩道の不整備が原因となっているものが多いという。