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積み荷強盗で35人逮捕=5州で暗躍、警官も関与

12月11日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】連邦警察は九日、リオやサンパウロなど五つの州で積み荷強盗を働いていた犯罪組織を一斉に摘発し、容疑者三十五人を逮捕した。組織のメンバーの中には、エスピリト・サント州で窃盗事件を担当していた警部やリオ州の軍警がいた。
 同組織はリオデジャネイロ州とサンパウロ州では積み荷や現金自動支払機などを盗み、エスピリト・サント州でニセの書類を作成、バイーア州で盗んだトラックの外装を変え、ミナス・ジェライス州で盗品の購入者を見つけていたという。積み荷はタバコ、家電製品、医薬品、食料、タイヤなど。
 「鉄の馬作戦」と名づけられた一斉摘発は、捜査官四百八十人を動員して同日午前二時に始まった。九日夜時点で、五人が指名手配中となっている。連警は六カ月前からエスピリト・サント州で盗聴や盗み撮りなどの潜行捜査を実施していた。