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東西南北

12月14日(火)

 機関銃で武装した八人組が十一日夜、サンパウロ州イタニャエン警察署を襲い、拘束者百九人を奪還した。八人組は宿直中の軍警四人を人質にとり、全留置所の扉を開けさせた。翌日、全市街で捕り物劇が展開され、二十四人が捕まった。市民の一人は、こんな大規模な脱走劇は見たことがない、家の前を三、四十人の脱走者が列をなして逃走し、隠れ家に乞われないよう祈ったと証言した。
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 クレイトン・ナスシメント君(21、学生)は十日午後九時半、サント・アマロ行き路線バスで若い男性乗客二人に老女へ席を譲るよう頼み刺殺された。二人組は最初、懇請を無視した。ナスシメント君は公徳心が地に落ちたと聞こえよがしに言った。二人組の一人の三十歳代で長身の白人が、ナイフを抜いた。車掌が仲裁に入ったところ、もう一人が被害者の頭部を殴り、よろめいたときに刺した。犯人らは逃亡中。
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 ミナス・ジェライス州ウベラーバ市で十一日早朝、双発機が二軒の住宅の上に墜落して炎上、操縦士(47)と副操縦士(28)、住民一人(41)が死亡した。事故原因は十一日夜時点で未公表。同機は郵便物を積み込み、グアルーリョス空港から同市の空港に向かっていた。
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 砂漠化は世界的な問題だが、ブラジルでは国土面積の一六%が半乾燥地域で、砂漠化の危機にさらされている。このまま砂漠化が進行すると、全人口の一八%に当たる三千百万人の生活に影響が及び、被害額は年間八億ドルに達するという。政府は砂漠化防止計画を立ち上げ、二〇〇七年までに二百三十五億レアルを投入することを決めた。