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米州開銀=来年の沖縄総会を紹介=日本と南米の連携強化に

12月15日(水)

 米州開発銀行(IDB)駐日事務所の小林敏雄所長が、来年四月六日から十二日まで、沖縄県で開催される第四十六回年次総会の案内や稲嶺恵一県知事のメッセージを日系社会に紹介するために来伯した。十八日まで中南米六カ国を訪問する。
 総会には、四十六カ国の財務大臣や中央銀行総裁、中南米の企業家や南米投資を検討している企業など五千人の参加者を見込んでおり、ラテンアメリカの経済的および社会的開発の促進に向けた協議が行なわれる。
 また同総会は、沖縄の地の利を活かし、今回は特にアジアとラテンアメリカを結びつける総会と位置づけられている。「中南米に多くの移民を送り出している沖縄県での開催は、中南米と日本との連携強化を図るためにはたいへん意義深い」と強調した。
 案内に来社した小林所長は「十四年ぶりに日本で開催される総会には多くの各国要人が参加、安全対策のために参加希望者は事前登録が必要」と説明。「ブラジルではサントス湾整備、チエテ川流域環境改善事業などでもお手伝いしています。いろいろな中南米の興味あるセミナーが開催されますので、日本に行く機会があれば、ぜひ参加して下さい」と呼びかけている。
 IDBには四十六カ国が加盟。ラテンアメリカやカリブ諸国に対して経済、社会及び制度面の開発などを促進する多国間開発金融機関だ。日本は米国についで拠出額が多く、域内発展に大いに貢献している。公式サイト(www.idb-okinawa2005.jp)