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東西南北

12月16日(木)

 PMDBのテメル党首は十四日、党員五人が党大会決議を無視したとして除籍届けを選挙裁判所へ提出した。五人はオリベイラ通信相とランド社会保障相、ベゼーラ社会保障院総裁、マシャード運輸相、ソウザ郵政相。一方、高等裁のヴィジガル裁判長は十二日の党決議を無効にした。連邦令に定めた党大会期日よりも早く開催されたため、決議は無効という。
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 サンパウロ市のガソリン・ポストで十四日、サンパウロ州計量検査院(IPEM)の手入れがあった。検査を行ったポストの四〇%で、ガソリンへの異物混入が発覚した。十七カ所のポストでは、ガソリン注入器に細工が施されていた。ポストの所有者三人が逮捕され、起訴される模様。各ポストに科された罰金は平均三百万レアル。検査は州財務局の要請で行われた。
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 神父の衣装の下と靴底にコカイン五キロを隠してオランダに出国しようとした南アフリカ人の男(27)が十三日夜、クンビッカ国際空港で逮捕された。同日午後には、一・八キロのコカインをカバンに隠し持っていた南アフリカ人の女(26)が逮捕されたばかり。同空港では二〇〇四年、十二月十四日までに一トンを超えるコカインが押収され、二百十四人が逮捕された。うち百五十四人は外国人。
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 交通技術公社(CET)によると、十二月にサンパウロ市の交通渋滞は、他の月と比べ二五%も悪化するという。主な原因はクリスマスの買い物、雨による通行止め、学校が夏休みに入ること。CETは違法駐車の取締強化や混雑が激しい地区の信号の調整を行っているが、市民には公共交通機関を使って移動し、買い物は午前中か午後八時以降にするよう勧めている。