新潟県中越地震被災者へ＝義援金８万４千レ余＝15日現在＝「涙が出るくらいありがたい」＝新潟県人会が感謝

12月17日（金）

　震度七の激震に襲われた新潟県中越地方被災者へ、日系コロニアからも義援金を送ろうと十月二十六日、ブラジル日本文化協会、新潟県人会が中心となって組織された新潟中越地震救援委員会に、各地からの義援金が続々と集まっており、今月十五日現在、総額八万四千四百四十七レアルに達している。
　十一月三十日の時点で約五万八千レアル、十二月十日の時点で約七万二千レアルと、短期間のうちに急激な伸びを見せている。代表の松尾治文協副会長は、「地方の日本人会には、今月末まで寄付金を集めた後、文協に送ってくるところもあるそうなので、これから年末にかけてまだまだ増えるでしょう」とみている。
　南雲良治新潟県人会会長によると、同会へも、遠くはアマゾンから、義援金が毎日のように届いており、一度届けてくれた県人会も「また持ってくる」と声をかけてくれるという。「ほとんどの県人会が、文協の方が近いのにもかかわらず、新潟県人会まで持ってきてくれる。〃直接届けて励ましたい〃という皆さんの気持ちの表れではないか。皆さんに手伝っていただいて、涙が出るくらいありがたい」と話している。
　同委員会では、一月末まで義援金を募る。一月早々に第一回目の送金を行い、最終的な送金は、二月になる予定。
　ブラデスコ銀行（銀行番号２３７）リベルダーデ支店（支店番号０１３１―７）口座番号１２３・３００―９．振込先ＳＯＣＩＥＤＡＤＥ　ＢＲＡＳＩＬＥＩＲＡ　ＤＥ　ＣＵＬＴＵＲＡ　ＪＡＰＯＮＥＳＡ