12月17日(金)
【既報関連】ブラジル日本都道府県人会連合会(中沢宏一会長)は二十三日、ヴィラ・マリアーナ区の栃木県人会館で県人会だけを対象とした「百周年を考える会」を開催する。ヴィラ・レオポルジーナに建設を予定する同センターについて、入所対象となっている県人会の考えを聞き、県連としての姿勢をまとめたい考えだ。
十四日に県連が主催した「百周年を考える会」では県連や県人会関係者以外にコロニア各界から参加者が集まった。「県連内部がまずしっかりと意見統一すべき」との指摘があったことから、中沢宏一会長はまず各県人会らの意見を集約し、同センター建設に対する御三家の一つとしての県連の態度を決めることにした。
議題は「日伯総合センター」で(1)ヴィラ・レオポルジーナでの建設に賛成かどうか(2)仮に完成した際に入所するのか――などを聞くという。中沢会長は「このままの状態では建設は不可能。県連としてしっかりした姿勢を見せないと、後世まで悔いを残すことになりかねない」と話す。すでに十四日の会で出された意見を「総合センターへの参加者は一人もいない」「もっと意見交換の場を企画して欲しい」との二項目にまとめ、十五日付で祭典協会に提出している。