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ロビーニョの母解放=41日ぶり、身代金は20万レアル

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙他十八日】四十一日ぶりにロビーニョの母が解放――。サントスのFWロビーニョの母、マリーナ・ダ・シウヴァ・ソウザさん(44)が十七日、誘拐犯から解放され、サンパウロ市北部の路上で発見された。同日検査のため、市内の病院に搬送されたマリーナさんだが、髪を切られ体重が四キロ減少していただけで外傷などはなかった。ブラジル各紙の報道によると、身代金二十万レアルを支払ったことで誘拐犯らは解放に応じたとみられる。
 十一月六日夜、プライア・グランデ市でシュラスコをしようとしていたところを二人組の男に車で誘拐されたマリーナさん。ロビーニョが来期から巨額の契約金で欧州の名門との契約も噂されていることから、交渉は難航していたが、解放前日の十六日にロビーニョの父ジウヴァンさんらが犯人に身代金二十万レアルを手渡したため、マリーナさんの解放が実現したとみられる。
 十七日午前七時ごろ、サンパウロ市北部で、犯人が運転する車から降ろされたマリーナさんは、付近の住民に電話を貸してくれるよう依頼。ロビーニョに電話で無事を伝えたという。
 住民からの通報を受けた軍警は同七時半にマリーナさんを保護し、近くの病院に搬送した。四キロの体重減少以外に目立った症状がなかったことから、サントス市内の自宅アパートに帰宅、午後には無事を祝うファンらの前にロビーニョと姿を見せ、笑顔で手を振っていた。
 捜査当局によると犯行には少なくとも十二人が関わったとみており、このうち九人について判明しており、首都第一コマンドとの関連もあるという。