12月21日(火)
リオ州のレイス州議員(PMDB)が十八日夜、イタクルサー市の国道一〇一号線(リオ・サントス線)の歩道上で、死体となって発見された。遺族は政治的陰謀で同議員が殺害されたのではないかと疑い、情報提供者に五万レアルのお礼を払うと申し出た。息子によると、同議員は電話で脅迫されていたという。道路警察は、車にはねられた可能性は高いが、故意によるものか事故かは確認できないとしている。
◎
製薬会社ファイザーの化膿止め錠剤セレブラが、心臓病患者に副作用を引き起こす可能性があることが米国の臨床実験により確認されたと、同社が発表した。同錠剤は〇三年から市販され、まだ回収が行われていないため注意を呼びかけた。毎日四百mg以上のセレブラを服用している心臓病患者は、それ以外の錠剤服用者より二・五倍副作用が多く認められた。
◎
交通技術公社(CET)は二十四日以降来年二十五日までロジージオ(市内乗り入れ規制)を解除すると決定した。
◎
サントスが二度目の優勝達成―。ブラジル選手権の最終節が十九日、ブラジル各地で行われ、前節で首位に浮上したサントスがヴァスコ・ダ・ガマを二対一で下し、二〇〇二年以来二度目の優勝に輝いた。十七日に母親の誘拐事件が解決したばかりの「ドリブルの王様」、ロビーニョが六試合ぶりに復帰したサントスは、勝てば二位のアトレチコ・パラナエンセを振り切る状況。開始早々からヴァスコを攻め立てたサントスは前半に奪った二点を元に優位に試合を進め、ビカンペオン(二度目の王者)を勝ち取った。ロビーニョにとっては、母の解放と優勝の二重の喜びだけに、試合後の笑顔は一際輝いた。