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東西南北

12月22日(水)

 毎日六十三万人が乗降するチエテ・バスターミナルで、睡眠薬入りの清涼飲料水を飲ませ、被害者が昏睡状態になったところで携帯の荷物を盗む犯罪が横行している。被害者は十二月だけで十一人に上る。犯人は自分もバスの出発待ちのように振る舞い、被害者に近づき親しくなる。何げなくカバンから清涼飲料水を取り出して勧める。被害者はターミナルの治療室で目を覚ます。
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 警察当局は二十日、東北部リオグランデ・ド・ノルテ州の幹線道路で十九日夜にバスとトラックの正面衝突事故が発生し、十九人が死亡、三十四人が負傷したと発表した。トラックが運転を誤り、対向車線に飛び込んだとみられる。また、リオデジャネイロ州東部でも十八日、キリスト教会の信者を乗せたバスがトラックと衝突して九人が死亡した。一方、ペルーの首都リマ北東約三五〇キロの密林地帯で十九日、大雨で制御を失ったバスが橋から転落し、子供四人を含む四十九人が死亡した。(時事)
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 連邦検察庁は二十日、サンパウロ市ルース駅の改修工事の中止を求め、民事裁判所に起訴した。改修工事はロベルト・マリーニョ財団が三十万レアルを投じて行っているもので、一日三十万人に上る電車や地下鉄の利用客に様々な施設を提供するのが目的。これに対し検察は、重要文化財に指定されている同駅舎を破壊していると指摘した。訴えは工事の即時中止と計画の変更を求めている。
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 二十一日午前十時四十二分に夏入りしたブラジルだが、各地の天気は雨。三月二十日に終わる夏の天候は気温と降水量が例年並み、つまり非常に暑く、雨が多いとのこと。クリスマスは北東部と南部を除き、曇りか雨。先月から今月にかけて雨が多いサンパウロ市だが、年末の不安定な天候が例年より早く始まっただけで、異常気象ではない。