12月22日(水)
UFJ銀行は二十日、在日ブラジル人向けに海外送金サービスを始めた。ブラジル最大手のブラデスコ銀行と業務提携し、「テレビ窓口」を通じてポルトガル語で対応する。当初は東海四県(愛知、岐阜、三重、静岡)の支店十店で取り扱い、来年中に全国の支店に順次広げる。
この日は、小牧支店(愛知県小牧市)でサービス開始のセレモニーを開催。UFJ銀の佐々和夫専務が「在日ブラジル人の方は五十万人おり、約半分が中部地区に集中している。今後もお客さまの視点で新しいサービスを提供したい」とあいさつした。
各支店に設置したテレビ窓口とコールセンターを結び、口座開設、海外送金のサービスを提供。ブラデスコ銀の口座開設者が対象で、UFJ銀の口座からブラデスコ銀の口座へ直接送金する。
ブラジルへの送金は全国で毎月十万件程度といい、UFJ銀は送金に伴う手数料収入で収益の増強を図る。
佐々専務は「半分の五万件を取り扱いたい」と話した。