第3・四半期の結果まとまる=満足できる各経済指標=設備投資は13年ぶりの高水準
12月24日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】政府は第3・四半期の統計をとりまとめた結果、経済成長が全ての分野に浸透し、満足すべき結果が得られたとして「フェリス(ハッピー)旧年」を謳歌しながら年を超せると、手放しの喜びぶりを盛り込んだメッセージを発表した。
政府によると、第3・四半期の設備投資はGDP(国内総生産)の二一%に達し、十三年振りの高率を示した。ポウパンサ預金は二五・三%となり、一九九四年のレアルプラン景気の二七・三%に次いだ。また累積債務は今年末にGDPの五一・一%が予測され、これは一九九四年以来の低率となる。昨年は五八・七%だった。
一方、財政黒字は十一月末の時点で八百四十八億二千九百万レアルとなり、国際通貨基金(IMF)との間で取り交した達成目標を百三十三億レアルも上回った。また輸出は八百七十三億ドルで、輸入を三百二億ドル上回った。アグロビジネスでは、三百十五億ドルの累計黒字で、昨年の三四%増を記録した。
全国の失業率は十一月に一〇・六%となり、十月の一〇・五%と並んで安定を示した。四月は今年最高の一三・一%だった。サンパウロ州の失業率は一七・四%で全国平均より高いが、それでも二〇〇一年七月以来の低率を示した。また国民所得は過去十二カ月間で二・六%の増加をみた。
これらの好結果に加えて、第3・四半期での金融機関の融資枠が百五十六億レアルを超えたことに政府は驚きを示している。これほど多額の融資準備金は一九九四年以来のことで、投資に対する受け入れ体制が固まった証拠だとの考えを示した。
ルーラ大統領は二十二日プラナルト宮で、ペルナンブーコ州に建設予定の世界最大規模のPET工場(ペットボトルの合成樹脂原料)の建設発表式に出席した時の演説で、ブラジルに安心して投資できる環境作りを推進するとの意向を示し、〇一年や〇二年の時代のような(経済)テロリズムは終わったと明言した。そのためには確固たる政策が必要だとして「そのために(大統領)に選出されたのであり、遂行あるのみ」と強調した。