12月24日(金)
「夢を植え、芸術を摘む」共同体――。ユバ農場が、月刊誌「Terra」十二月号に取り上げられている。創立当初から同農場とともに歩んできた長老的存在の瀧本克夫さん(82)を中心に、ユバに暮らす人々や彼らの一日の生活の様子を、十二ページにわたって掲載している。
日系コロニアではあまりにも有名なユバが、「ルソー、マルクス、聖書、イスラエルのキブツからひらめきを得た共同体」として、ブラジル社会に紹介される。
農作業姿でトラクターに乗る人々、麦藁帽子をバックにバイオリンやチェロを練習する風景、ライトアップされた舞台で踊る女性たち。写真の一枚一枚が、「農業と芸術が等しく価値を持つ」ユバでの生活の一コマ一コマを捉えている。
同誌は、最寄りのバンカで購入できる。
なお、二十五日のクリスマスには、毎年恒例の発表会が催され、アリアンサ移住地の人々も集まって、器楽、合唱、バレエ、絵画など一年間の成果を披露する。