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全国司教会議長=今年は失われた1年=社会政策、汚職対策を批判
12月25日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】ブラジル全国司教会議(CNBB)のアグネーロ議長は二十三日、ルーラ政権を批判し、政府の社会政策面に関して二〇〇四年は失われた一年だったと発言した。
「この一年間は失われた年と思わざるを得ない。政府だけを非難するわけではない。社会問題解決に向けて政府を動かそうとしない団体の責任でもある」と同議長は今年一年間を総括した。議長によると、こうした団体はブラジルの発展を望まないのだという。
ブラジルの発展は「施しではなく、質の高い教育と労働をすべての人々に提供することで実現できる」と同議長は飢餓ゼロ計画を批判した。「飢餓ゼロ計画は一時しのぎに過ぎないと言うつもりはないが、施しを与えることで飢餓問題が解決できると多くの人が考えるのは心配だ」。
また、同議長はブラジルで汚職対策が進んでいないと述べた。「我々は何年も前から汚職を懸念してきた。選挙をめぐる汚職を禁止する法律まで制定されたが、それを骨抜きにする動きもあり、汚職対策は十分ではない」。
ルーラ政権の得点を問われた同議長は、「国を良くしようという意欲を評価してよいなら、高い得点を与える。大統領がそうした意欲を持つのは当然だが」と慎重な態度を崩さなかった。「実績を見る限り、意欲をまだ形に表せてはいない」。