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東西南北

12月28日(火)

 ミナス州ジヴィノ・デ・ラランジェイラ市のボドラ市長が米国への密入国を手引きする組織に関与していたことが判明した。同市は米国への密入国で有名なバラダレス市の隣町で、同市長はそこで旅行社を経営していた。密入国のあっせん料は一万ドルで、二千ドルが市長の取り分だった。同旅行社の職員がメキシコからの越境を手伝い、コネチカット州ダンブリー市にある衣服店の裏へブラジル人密入国者をかくまっていた。
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 国道一一六号線・レジス・ビッテンクール道五百二十三キロから五百六十八キロ地点(サンパウロ州バーラ・デ・トゥルボ郡)で、付近住民とレッカー所有者がカーブ路面にオイルを撒いてトラック事故を起こさせ、積み荷を略奪していると告発された。付近住民の中には正業に就かず、積み荷略奪で生計をたてている者も多い。現場は道路標識も外され、道路警察の監視もおろそかだという。
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 体長七メートル、重さ百キロのスクリー(ニシキヘビ)が二十六日、サンパウロ州セルトンジーニョ市にある砂糖工場敷地内で見つかり、消防士らに捕獲された。ヘビは二十七日に自然保護区に戻される予定。同市では十年前にも体長八メートルのスクリーが見つかっている。
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 サントス海岸地方で二十六日に降った雨のため、クリスマスを同地で楽しんだ人たちの多くが予定を早めサンパウロ市へ引き揚げた。アンシエッタ・イミグランテス道では、海岸地方へ下った自動車二十三万五千台のうち、十三万五千台が同日午後五時までにサンパウロ市へ還流、上り車線でノロノロ運転が続いた。他の自動車道でも同じく渋滞が発生。海岸地方は最低二十八日、他は二十九日までぐずついた天気が続くという。