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年越しフェスタに2百万人=過去最高、大きな事件もなく=サンパウロ市

1月4日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】二〇〇四年最後の日の三十一日夜、サンパウロ市パウリスタ大通りは新年を迎える人出でにぎわった。警察の発表によると人出は約二百万人で、八年前に催しが始まって以来過去最高を記録した。
 年越しフェスタは、毎年恒例のサンシルベストン・マラソンが終了した午後七時半から、ロックバンドの演奏で始まった。まだ薄日が射す中、続々と群衆が詰めかけ、演奏を楽しみながら新年へのカウント・ダウンを待ち受けていた。
 午前〇時、新年を祝福する花火が続々と打ち上げられると、人々は誰ともかまわず抱きあって「フェリース」を連呼した。今回はサンパウロ市が財政難で主催を断念し、州政府が肩代わりして開催にこぎつけたため、アウキミンサンパウロ州知事も夫人とともに駆けつけた。警察によると、けんかなどの騒ぎはほとんどなく、酔っ払い集団の口論と、人ごみで盗みを働いた一人が逮捕されたのみだったという。