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竜巻が連続発生=70軒の屋根吹き飛ばす=Sカタリーナ州

1月5日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】サンタ・カタリーナ州クリシウマ市で三日午後三時、雷雨をともなった竜巻が発生した。中心部の風速は時速百十五キロを観測、この一時間後、やや弱めながらさらに新しい竜巻が発生した。ブラジルでの竜巻は同州で昨年三月二十八日に観測史上初めて発生し、二人が死亡、六十人が負傷した例があるが、連続二件の発生は初めて。
 この竜巻で家屋四軒が完全倒壊し、七十軒が屋根を吹き飛ばされ、塀が壊われるなどの被害を受けた。犠牲者数は明らかにされていないが、六十八歳の女性が驚き心臓発作を起こして死亡した。気象庁ではさらに再発する可能性があるとして注意を呼びかけている。この現象は、内陸部の暖まった空気と海上からの寒気がぶつかるために起きる現象だとし、内陸部の異常な温暖化が原因だと指摘している。