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サトウキビにバイテク=需要見込み大、世界も注目

1月5日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】バイオ微粒子技術で定評のカナ・ヴィアリス社は十二日、サトウキビの新種開発と品質管理でボトランチン産業開発会社と契約を結んだ。
 契約締結で、融資資金の前金二千五百万レアルが支払われた。パラナ州のボトランチン農場十一万ヘクタールに作付したサトウキビの品質管理をカナ・ヴィアリス社が行う。
 研究所は、カンピーナス市付近のアニャンゲーラ道沿いの農業団地に設置される。同社はバイオ工場を設置し、サトウキビの幹細胞を培養した苗木の育成販売を行う。現在五千のクローンを所有し、二百種が実用化された。〇七年から本格的に苗が市販される。
 サトウキビ搾汁産業は二十一世紀に大きな需要が見込まれる。サトウキビに関するバイテク産業は、遺伝子組み替えや接ぎ木などの技術開発で世界からさらに注目され、大型資本の参入もあるとみられる。