1月8日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】セーラサンパウロ市長は七日、アウキミンサンパウロ州知事との間で、州政府製造の医薬品の供与を受ける合意書に署名した。市民に無料配布するもので、とりあえず毎月、百九十万レアルに相当する九十トンの供与となる。
これは同市長が元保健相の立場から選挙の公約に挙げていたもので、就任一週間以内に着手するとした公約が実行に移されることになる。アウキミン知事も市長と同じブラジル社会民主党(PSDB)で、協力を約束していた。同市長は、とりあえず緊急用医薬品を手配したが、各保健所で調査した上で、さらに不足する医薬品を補給するとの考えを示した。
保健に関する行政については、法令で市は人口一人につき〇・五〇レアル相当の医薬品を無料配布するよう定められている。さらに州政府と連邦政府はこれに一レアルずつ補助することが定められている。マルタ前政権では州や連邦から現物ではなく補助金を受けとっていた。前市長はこれまで六千万レアル相当の医薬品を無料配布したとしているが、昨年半ばから保健所の在庫は空っぽの状態で、市民から苦情が寄せられていた。