1月8日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】サンパウロ州軍警は五日、五十日間に百四十五件のバス強盗を働いていた二人組を逮捕した。
二人はショッピング・モルンビーを拠点としてバスに乗り込み、ピストルで運転手と車掌を脅かし乗車賃を強奪、次のバス停で降りて後続のバスに乗っては同じ手口を繰り返す、いわゆるハシゴ強盗をしていた。多い時は一日十六件に及んだという。収入は一日平均二千レアルになったとのこと。
捜査を担当したサントアマ―ロ警察署の取り調べによると、年末にかけて張り込みを行っていたが現われず不審に思っていたが、犯人らは二十三日から年末休暇をシャレ込み、仕事を休んでいたという。逮捕された五日が、仕事始めだった由。中には三度も襲われたバス運転手がいるが、武器を持っており名前も覚えられたので、警察の証言には応じなかったという。犯人の一人は別れた妻が子供の養育費をしつこく請求するので犯行に及んだと供述している。